SPIRAL® ver.1 とは
自分が主に使用している「SPIRAL® ver.1」とは、スパイラル株式会社が提供しているローコード開発プラットフォームです。
この「SPIRAL® ver.1」はセキュリティ面での信頼が厚く、官公庁も使ったりしているプラットフォームになります。
以前の話で言えば、新型コロナのワクチンの受付サイトが、この「SPIRAL® ver.1」を使って構築されていたりしました。
簡単なものであれば、入力項目を決めて、その入力項目に沿ったDBを作れば、そのDBを元にしてフォームを簡単に作れたりします。
弊社での使い方
弊社では、特に個人情報を扱う場合、「SPIRAL® ver.1」のプラットフォームを使って、システム構築を行います。
展示会の集客用フォームを作成したり、その個人情報に付加情報を足して、リアルイベントの受付に使ったり、あるいはオンラインイベントのサイトを作った際のログイン情報として使ったりしています。
また、主催者側に対しては、申込した人の情報を閲覧できる専用画面を提供したりしています。
こんな事もやっています(招待コード編)
その1
例えば、登録情報に招待コードといった項目を作って、そこに入れられた招待コードが正しいかどうか判断をし、正しくなければ登録出来ないようにするといった事も行えます。
これは、招待コードのマスターデータを外部サーバに置いておき、登録フォームにて招待コードが入力された場合、その外部サーバに招待コードの可否を問い合わせる事の出来るプログラムを別で組んで、実現させます。
これは通常の「SPIRAL® ver.1」の使い方とは少し違うかもしれませんが、プラットフォーム内にてJavaScriptやPHPが使用可能なので、そういうものを作る事も可能です。
その2
上記の招待コードのさらに発展形で、一度使われた招待コードを使えなくするといった運用を相談された事があり、外部サーバのマスターデータに使用されたかどうかのフラグを付加する事で、実現するといった事も行いました。
その3
上記のさらに発展形で、招待コードが2種類あって、何度でも使えるものと、1度しか使えないものがあるという形での運用を求められた事もありました。
これまた、実現しました。
かなり特殊な例ではありますが、なんとかJavaScriptとPHPを駆使して、ご期待に沿うものをリリースしました。
複数画面で構成された登録フォーム
「SPIRAL® ver.1」では、1画面で構成された入力画面・確認画面・完了画面が前提で設計されています。
なので、通常の作り方では複数画面で構成された登録フォーム(例えば、始めに個人情報入力、次の画面でセッション選択、次の画面でアンケート項目入力、そして全体をまとめた確認画面に進み、完了画面へ遷移する形)は作る事は出来ません。
ただ、最近はそういった複数画面で構成された登録フォームの作成リクエストが増えており、なんとか工夫して実装するようにしております。
なので、複数画面で構成されたフォームにも対応する事は可能になりました。
むすびとして
「SPIRAL® ver.1」は、かなり自由度の高いプラットフォームになっており、いろんなご要望をいただいても、なんとか実現出来たりしています。
使うのは HTML/CSS/JavaScript/PHP になります。
これらを駆使して、ロジックが組めれば、なんとか実現できる事は多くあるように感じます。
ただ、それ以外の制限もあったりしますので、行われるイベントの規模によっては使えないという事もあります。
こんな制限が実はありまして・・・
例えば、開発アカウント内で同時に表示できるのは1分あたり2500ページまでです。
これは、オンラインでの生中継開催のイベントで、その動画を公開しているページを1分の間に同時に2500人以上が開くと2500人目以降に開いた人にはエラーページが表示されてしまいます。
ですので、規模の大きい生中継イベントには適しません。
安全の為にも、同時接続は700人程度まででしたら問題なく使用できるかと思います。